2003年釣行記
2月15日 フィッシングショー大阪 2003
今年は40回目(!)の開催ということで小中学生が無料です。だからというわけではありませんが、小五である長男と例年通りの親父を連れ三人で行って来ました。
目にとまった投げ釣りに関する新製品をリポートします。
- シマノ "NEW KISU SPECIAL"
- 投げ釣り師にとって今回の目玉はなんといってもコレだと思います。従来品同様パールホワイトに美しく塗装されたものとプロトタイプの未塗装のものが展示されていました。
ストリップ仕様のみで、CX からのラインナップですが、なんとCX+、BX+ という それぞれ CXとBX、BXとAXの間のタイプがあります。改良点として、穂先を感度アップ(細くした)にも関わらずキャスト後の穂先のブレを従来品(キススペ)より抑えることに成功。飛距離もアップすることができたとのことです。
カタログには初夏頃発売とありますが、話を聞いてみると5月下旬頃の見込みとのことです。
これは本当に欲しい 1本です。ただ、CX+ とBXのどちらがいいか…、ブースに立ち会っておられたあのトップキャスター、横山さんも悩んでおられるとのこと。さてどうしたものか…。
- シマノ "SUPER AERO TECHNIUM Mg"
- これはまだカタログには掲載されていません。ボディにマグネシウム合金採用、テーパーなし73mm大口径スプール、33回転で1ストロークのスーパーオシュレーティングシステム(超密巻きシステム)採用。なんと自重は390g!。超密巻きシステムに不可欠だと思われるズームアップスプールは採用されていませんが、これは軽さを追求したためらしいです。ただ、スプールをズームアップしなくても抵抗にならないように工夫がされていました。また、キャスト時にベイルが固定される機構も搭載されています。
気になる価格は当然未定とのことですが、7万円ぐらいの定価になる見込みらしい。上記の newキススペシャルとセットで買いたいリールです。
- ダイワ "SUNDOWNER COMPETITION"
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サンダウナーのキャスティング選手権専用モデルです。とりあえず、私レベルの扱える代物ではありません。選手権で優勝を狙う人向けの剛竿です。
- ダイワ "TOURNAMENT SURF T"
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赤が鮮やかで美しい高級振り出しロッドです。ダイワさんは「太めのグリップ」というイメージがありますが、このモデルは細身が実現されています。ガイドの回転止め機構にも新たな工夫がなされており、外観も含め良さげな 1本です。ただ、元ガイドは 2-3番継ぎ目部分に固定なので錘の乗りはちょっと悪そうです。
- ダイワ "TOUNAMENT SURF BASIA QD"
- トーナメントサーフ バーシアのフロントドラッグ付きタイプです。当然磯投げなどの大物用です。遠投置き釣りの大物狙いに最適なリールですね。
ダイワさんはほかにもエントリークラスの新製品リールを出展されていました。
- ダイワ "TOP GUN"
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なんとタングステン合金の天秤です。比重が鉛より高いですから同号数で体積を小さくできるので、当然低空気抵抗化による飛距離アップが期待できます。ただ、高い。例えば27号1本が定価2000円!!。シモリがあるところでは絶対使えませんね。
- がまかつ "がま投 GESYS II"
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ジーシスのマイナーチェンジ版です。正直いってどこがかわったのかわかりませんでした。カタログによると調子を少し先に移して感度アップを図ったようです。
- がまかつ "SHOT KISU"
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キスの数釣り用がメインの針ですが、フグ対策として少し長軸タイプになっています。食い込みがよくて針はずしが楽そうな針なのでうちの子供用にはいいかもしれません。
- ゴーセン "砂紋 極上"
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なんと 8本組みのPEライン。0.6, 0.8, 1.0号のみの完全にキスの引き釣り専用モデルです。0.6と0.8号は250m。ただ、高いです(従来品の倍程度)。こだわり派向けですね。
- 富士工業 "チタンSiCローライダー"
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ローライダーのチタンフレームタイプです。一式としてはトーナメントセット、ライトスペシャルセット、スーパーライトスペシャルセットがあります。これも上記 newキススペシャルとセットで買いたいですね。
感想
今回、常連の上州屋さん(リョービさん含む)が出展されていませんでした。なぜでしょうか…?
今年はシマノさんが元気でしたね。磯の高橋哲也さんも立ち会っておられ、ルアー以外の分野でもがんばっていたなぁという印象です。
それとは対照的に、正直いってダイワさんのリールに進歩がありませんね。シマノさんのあの巻き上げの軽さ、スムーズさに比べるとかなり見劣りします。遠投性能は45mmストロークのダイワさんが有利なのは確かなのですが。でもまぁ、巻き上げに関する研究はもちろんされているでしょうから、とりあえず来年に期待することにしましょう。